やる気のスイッチ! 山崎拓巳著

山崎拓巳さんの著書、「やる気のスイッチ! (Sanctuary books)」を読んだ。

軽妙な語り口で、やる気・モチベーションについて書かれていて、スラスラと読めてしまった。

本書の中から、特に心に響いた箇所を紹介しよう。

 

自分で選んでいること

僕たちはみんな、同じ現実を生きているようで、実はそうではない。

それぞれが同じ出来事を体験しても、それぞれの解釈を通して現実を見ている。

 

同じお店で商品を見ている場面でも、ある人は財布の中身を心配し、ある人はそれを身に着けている自分を想像してウキウキしていたりする。

 

このように僕たちはみんな、自分が見たいと思っているもの、それは無意識である場合が多い、を見ている。

 

自分が無意識のうちに取捨選択したものを、現実だと思いこんでいるだけなのだ。

 

無意識の検索

久しぶりにあった人の名前をその場では思い出せず、帰宅してシャワーを浴びているときなどにふいにその人の名前を思い出すことがある。

そのからくりは、「無意識への問いかけ」である。

 

この場面では「この人の名前なんだっけ?」と頭の中で問いかけているので、脳が無意識のうちにその答えを自分の記憶のデータベースの中から検索し続けるのだ。

そして、しばらく時間が経って、全く関係ない時にふっと思い出すことになる。

 

この仕組は、利用できる。

 

やり方は簡単で、例えばなにかやりたいことがあるとき。

「どうしたらできるだろうか?」と自分に問いかけるだけである。

そうするだけで、自分の無意識が勝手に答えを見つけようとしてくれる。

しかも自分が頑張らなくても、バックグラウンドで常に検索をかけてくれるので楽ちんである。

 

でも、この仕組は使い方に注意をしなければいけない。

それは、「なんで自分にはできないんだろう?」などのような、ネガティブな問いかけをすると、ネガティブな信念を強化することになってしまうということだ。

「なんで自分にはできないんだろう?」と問われた脳は、できない理由を探し始める。

その結果、だからできないんだ、という結論に達してしまうのである。

 

ほめる効果

脳は主語を認知できないので、「Aさんは凄い!」と他人をほめたとき、同時に「私は凄い!」という処理をしている。

反対に、人の悪口をいうと、それは全部自分に跳ね返ってくる。

 

人を褒める人は、同時に自分を褒めて自己肯定感を上げているのだ。

 

まとめ

今回紹介した3項目を見てもわかるように、本書は脳の仕組み、無意識の働きを利用して、前向きな人生を送るためのヒントが随所に散りばめられている。

総数34項目にわけて書かれているため、どれか一つでも自分のものにできたなら、よりよい人生を送れるようになるだろう。

最初にも書いたが、とても読みやすい語り口で書かれているので、スラスラと読める。

自信を持っておすすめできる本である。

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

本名:日髙 勇太(ひだか ゆうた) 1985年2月17日生まれ。32歳。 2009年…24歳の時に初めて入社した会社で、自らの無価値感・無力感に絶望したことをきっかけに心理学に興味を持ち始める。 その後精神的につぶれてしまい、その会社を退職。 自分は社会不適合者であると、自分を責める日々をしばらく送ることになる。 2017年2月から立花岳志・大塚あやこ夫妻が主催する、ツナゲル・ライフ・インテグレーション(TLI)講座を受講。 これまでの生きづらさ、これからの生き方について学びを深める。 同年6月、岡部明美・立花岳志・大塚あやこのトリプル講師陣による3days湘南ワークショップに参加。 これらの学びの中で、心のことに携わる活動をしていきたいと思うようになる。 現在、心理カウンセラー・ブロガーとしてブログ「アビスの果てに」にて心のこと、思うこと、グルメ情報などを発信しながら、心のことに関わる活動の準備を進めている。