自分の心の状態に気づくための、脳の使い方

人の脳というのは、普段は自分の外側の出来事を認識してあれこれ考えています。

「今日は雨が降っているから傘をもっていこう」

「今日はちょっと寒いからコートを着ていこう」

「明日は仕事の納期が近いから忙しくなるぞ」

などのように。

 

僕達が普段使っているのは「認知脳」という働き

これらの脳の働きは「認知脳」という脳の働きです。

自分の外側の出来事を認識して、自分の行動を決める。

そんな脳の働きです。

 

認知脳は僕達が生きていくのには欠かせない脳の機能で、この機能があるおかげで社会的な生活をおくることが出来ています。

認知脳が働くから、雨が降ったら傘をさし、

認知脳が働くから、気温が低かったらコートを着、

認知脳が働くから、仕事の納期を守ることができるのです。

 

そしてこの認知脳が働く時、同時に発生しているものがあります。

それが、「感情」です。

 

感情は気づきにくい

例えば、

雨が降っていることを認知した時に、「嫌だなぁ」という感情が発生する。

気温が低いということを認知した時に、「嫌だなぁ」という感情が発生する。

納期が迫っていることを認知した時に、「憂鬱だなぁ」という感情が発生する。

 

このように認知脳が働くと同時に、人の心には感情も発生しているのです。

そして、この感情に人は気づきにくい。

 

それは普段僕達の脳は外界の出来事を認知するのに夢中で、自分の内側に意識を向けることをしていないからです。

だから自分の感情に気付くためには、訓練が必要なのです。

 

感情が心に「ゆらぎ」を生み出している

僕達の心に感情が発生した時、そこには「ゆらぎ」が発生しています。

それは水面に波紋が発生するようなものです。

 

そして心にゆらぎが発生した時、僕達の心はとらわれ、本来の能力を発揮することが難しくなるのです。

 

とらわれから抜け出すためには、自分の感情に気付くことが必要

僕達の心がゆらぎ、とらわれている時というのは、冷静さを失っているときです。

外界の出来事によって発生した感情に心を揺さぶられ、認知脳の機能が歪んでしまう。

こうなると、認知脳が正しく機能することができなくなり、現実的な対処が難しくなります。

 

この状態から抜け出すためには、まず自分が自分の感情に気付くことです。

「自分は今、◯◯という感情によって心にゆらぎ・とらわれが起きているな」と気付くこと。

この認識ができてはじめて、じゃあそこからどうやって心を整えていこう?と冷静に考えることができるのです。

 

出来事から感情を「ペリッ」と剥がす

自分の感情に気づいていない状態というのは、出来事と感情が一体化しているという状態です。

嫌な雨が降っている。

辛い気温の低い日だ。

憂鬱な納期の迫っている日だ。

などのように。

 

本来は、自分の外側の出来事と自分の感情は別々のものなのです。

嫌な雨が降っているのではなく、雨によって嫌な感情を発生させている自分がいるだけなのです。

 

ポイントは自分の感情には自分が責任をもつ必要がある、ということです。

決して外側の出来事のせいで、自分が嫌な気分にさせられているのではない。

このように意識を変えていくことで、自分で自分の心を整えていくための土台が出来上がっていくのです。

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

本名:日髙 勇太(ひだか ゆうた) 1985年2月17日生まれ。32歳。 2009年…24歳の時に初めて入社した会社で、自らの無価値感・無力感に絶望したことをきっかけに心理学に興味を持ち始める。 その後精神的につぶれてしまい、その会社を退職。 自分は社会不適合者であると、自分を責める日々をしばらく送ることになる。 2017年2月から立花岳志・大塚あやこ夫妻が主催する、ツナゲル・ライフ・インテグレーション(TLI)講座を受講。 これまでの生きづらさ、これからの生き方について学びを深める。 同年6月、岡部明美・立花岳志・大塚あやこのトリプル講師陣による3days湘南ワークショップに参加。 これらの学びの中で、心のことに携わる活動をしていきたいと思うようになる。 現在、心理カウンセラー・ブロガーとしてブログ「アビスの果てに」にて心のこと、思うこと、グルメ情報などを発信しながら、心のことに関わる活動の準備を進めている。